
結婚相談所に向いている人と向いていない人の違いは?結婚相談所を無駄だったと感じないために事前確認
本気で結婚を考えたとき、多くの人が一度は「結婚相談所」という選択肢を検討するものの、高額な費用や独特のシステムに、不安や疑問を感じて一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、あなたが結婚相談所に向いているのかを客観的に判断できるよう、結婚相談所に「向いている人の特徴」と「向いていない人の特徴」を解説。
さらに、ただ「向いている」かどうかだけでなく、実際に成功を掴むための3つの共通点まで深掘りします。
この記事を最後まで読めば、あなたが今、結婚相談所の門を叩くべきかどうかが明確になり、後悔のない婚活をスタートできるはずです。
結婚相談所に向いている人の4つの特徴
結婚相談所には、向いている人と向いていない人が存在します。
まずは、あなたが結婚相談所という婚活スタイルに適性があるのか、4つの特徴からチェックしてみましょう。
素直にアドバイスを聞き、行動に移せる人
結婚相談所に向いている人の最も重要な資質は、第三者からの客観的なアドバイスを素直に受け入れられることです。
なぜなら、結婚相談所での活動は、婚活のプロであるカウンセラーとの二人三脚で進むからです。
自分では良かれと思っている服装やプロフィールの書き方、お見合いでの話し方が、実は異性からは敬遠されている、というケースは少なくありません。
そんなとき、カウンセラーはあなたの市場価値や改善点を客観的に指摘してくれます。
そのアドバイスを「でも」「だって」と否定せず、「なるほど、プロが言うなら一度やってみよう」と素直に行動に移せる人は、驚くほど早く成婚していきます。

自分の考えに固執せず、専門家の意見を柔軟に取り入れられる人は、結婚相談所のメリットを最大限に活用できるでしょう。
目標達成のためにPDCAを回せる真面目な人
ビジネスシーンでよく使われるPDCAサイクルを回せる真面目な人は、結婚相談所での婚活が向いています。
カウンセラーと相談し、いつまでに成婚するか、月に何人申し込むかなど、具体的な活動計画を立てる。
D (Do)
計画に沿って、お見合いの申し込みやデートを実践する。
C (Check)
お見合い後やデート後に、何が良くて何が悪かったのかを振り返る。カウンセラーからのフィードバックをもらう。
A (Action)
振り返りを元に、次の行動(話し方を変える、お店選びを工夫するなど)を改善する。
このように、一つ一つの行動を振り返り、次に活かすという地道な努力を続けられる人は、着実に成婚へと近づいていきます。
仕事が忙しく効率的に時間を使いたい人
「仕事が忙しくて婚活する時間がない」という人こそ、結婚相談所に向いています。
結婚相談所は、時間という最も貴重なコストを効率的に使いたい人に最適なサービスだからです。
マッチングアプリでは、無数のいいねやメッセージのやり取り、相手のプロフィールの真偽確認など、出会うまでに多くの時間と手間がかかります。
一方、結婚相談所では、身元が保証された結婚願望のある相手とだけ、カウンセラーがお見合いの日程調整まで行ってくれます。
そのため、相手探しと自分磨き、そしてお見合い当日の準備に集中するだけです。
無駄な時間を使わず、最短距離で質の高い出会いを求める多忙なビジネスパーソンにとって、結婚相談所は非常に合理的な選択肢となります。
年収や学歴などの「条件」で有利に進めたい人
結婚相談所は、年収や学歴、職業といった客観的な条件を強みとして婚活を進めたい人にも向いています。
結婚相談所では、入会時に収入証明書や卒業証明書の提出が必須です。
そのため、あなたのプロフィールに記載された年収や学歴は、100%の信頼性を持って相手に伝わります。
これは、自己申告制で信憑性が曖昧なマッチングアプリにはない大きな利点です。
もちろん、結婚は条件だけではありませんが、経済的な安定や知性をアピールできることは、婚活市場において有利に働くことも事実です。
自分の持つスペックを正当に評価されたい、信頼性の高い土俵で勝負したいと考える人にとって、結婚相談所は非常に魅力的なプラットフォームです。
結婚相談所が向かない人・「無駄だった」と感じてしまう人の特徴
一方で、結婚相談所のシステムが合わず、成果が出にくい人もいます。
以下に当てはまる場合は、他の婚活方法を検討した方が良いかもしれません。
まだ結婚を具体的に考えていない人
「良い人がいれば結婚したいな」くらいの、漠然とした願望しか持っていない人は、結婚相談所には向いていません。
結婚相談所は、明確な「結婚」というゴールを目指す場所であり、そのための費用と労力を投じる覚悟が求められます。
結婚への真剣度が低いまま入会してしまうと、高い費用を払いながらも活動に身が入らず、結果的に「お金と時間が無駄だった」と感じてしまう可能性が高いでしょう。
まずは、自分が本当に「今、結婚したいのか」を自問自答することが大切です。
自分のやり方や理想に固執しすぎる人
「自分はこうだから」「相手はこうあるべきだ」という自分のやり方や理想に固執しすぎる人は、結婚相談所での活動が難航しがちです。
カウンセラーからの客観的なアドバイスを聞き入れなかったり、相手に求める条件を絶対に譲らなかったりすると、出会いのチャンスを自ら狭めてしまいます。
特に、「理想の相手がいない」と嘆く人ほど、自分の市場価値を客観視できていないケースが多く見られます。
これが、「結婚相談所にはろくな人がいない」という不満に繋がる典型的なパターンです。
受け身な人
「高いお金を払ったんだから、カウンセラーが良い人を見つけてくれるだろう」という受け身の姿勢の人は、まず成功しません。
カウンセラーはあくまで伴走者であり、主役はあなた自身です。
自分から積極的にプロフィールを検索し、お見合いを申し込み、自分を磨く努力をしなければ、何も始まりません。
待っているだけで白馬の王子様やお姫様が現れることは、残念ながら結婚相談所でも起こらないのです。
婚活にそこまで費用をかける意思がない人
結婚相談所での活動には、年間で40万円~60万円程度の費用がかかるのが一般的です。
この投資を「高い」とだけ感じ、「結婚への最短ルートを買う」という費用対効果の視点を持てない人は、向いていないかもしれません。
活動中に「こんなにお金を払っているのに…」という不満が先行してしまうと、前向きな気持ちで婚活に取り組むことが難しくなります。
費用をかけずに婚活したい場合は、まずマッチングアプリなど、他の選択肢から始めるべきでしょう。
どちらが向いている?結婚相談所とマッチングアプリの決定的な違い
婚活の二大ツールである結婚相談所とマッチングアプリ。
どちらが自分に向いているのか、3つの決定的な違いを表で比較してみましょう。
比較項目 | 結婚相談所 | マッチングアプリ |
---|---|---|
結婚への真剣度 | 非常に高い | 高い人から低い人まで様々 |
カウンセラーのサポート | あり | なし |
トータルコスト | 高い 150,000〜400,000円 |
安い 15,000~30,000円 |
真剣度
結婚相談所はマッチングアプリと比較して結婚に真剣な人が多いです。
そのため、忙しくて婚活に時間をかけられず、効率的にパートナーを見つけたい人や、早期の結婚を考えている人に結婚相談所はおすすめです。
手軽に始められるという特性上、真剣度が人によってまちまちになってしまうのがマッチングアプリのメリットでありデメリットでもあります。
カウンセラーのサポート
結婚相談所にはカウンセラーがいますが、マッチングアプリにはカウンセラーがいません。
婚活を進める上で、孤独であることや、客観的に問題がわからないなどは大きなハードルとなります。
もし自分の精神的に一人で続けるのは厳しそう、自分では課題がわからないので第三者の意見が欲しいと感じる場合、結婚相談所を選択するのが良いでしょう。
トータルコスト
トータルコストについては、結婚相談所の方が高くなります。
結婚に対する真剣度や、カウンセラーからのサポートなど、マッチングアプリよりも結婚に対して優れた面があることから、必然的にかかってくる金額が高くなります。
しかし、今後の人生を歩んでいく上で、結婚の優先度が高い場合、高いコストをはらってでも結婚相談所を利用した方が良いです。
逆に、そこまで結婚願望がなく、「とりあえずいい人がいたらいいな」くらいの温度感であればマッチングアプリでも問題ないでしょう。

結婚への確実性と効率性、安全性を求めるなら「結婚相談所」、手軽さと恋愛の自由度を求めるなら「マッチングアプリ」が向いていると言えます。
「向いている」だけではダメ!結婚相談所で成功する人の3つの共通点
自分が結婚相談所に向いていると分かっても、それだけで成功が約束されるわけではありません。
実際に短期間で成婚していく人たちには、3つの共通した行動特性があります。
積極的にお見合いの数をこなしている
成功する人は、とにかく行動量が違います。
断られることを恐れず、少しでも気になる相手には積極的に申し込み、お見合いの数をこなしています。
大手結婚相談所IBJの「成婚白書(2024年度版)」によると、成婚した人は、成婚せずに退会した人よりも男性で「21人」、女性で「14人」も多くお見合いを申し込んでいました。
多くの人と会うことで、コミュニケーション能力が磨かれるだけでなく、本当に自分が求める相手の姿が明確になっていくのです。
人の意見を素直に取り入れられる
入会当初に掲げていた理想の条件や自分の価値観に固執せず、人の意見を素直に受け入れて凝り固まった価値観を変えていける人は成婚しやすいです。
最初は「年収〇〇万円以上」「年齢〇歳まで」と条件で絞っていても、多くのお見合いを経験する中で、「条件よりも価値観が合うことの方が大切だ」「一緒にいて安らげる人がいい」と、結婚において本当に重要なことに気づいていきます。
また、自分の価値観が相手の希望と大きくずれていることが多い場合、自分の考え方自体を考えていくことも必要であることにも気づきます。
この「気づき」こそが、運命の相手を引き寄せる鍵となるのです。
お断りされてもすぐに気持ちを切り替えられる
婚活において、お断りされることは日常茶飯事です。
一つ一つのお断りに深く落ち込んでいては、前に進めません。
成功する人は、「ご縁がなかっただけ」「もっと自分に合う人がいるはず」と、すぐに気持ちを切り替えるメンタルの強さを持っています。
お見合いはあくまで「相性確認の場」と割り切り、過度に期待しすぎず、一喜一憂しないことが、長く活動を続ける上で非常に重要です。
「結婚相談所 向いている人」を検索する人が知りたいこと
最後に、このキーワードで検索する人が抱きがちな、よくある質問にお答えします。
結婚相談所が向いている女性の特徴は?
基本的にこれまで述べてきた特徴は男女共通ですが、特に「安全性や信頼性を重視する」「恋愛の駆け引きに疲れた」という女性には非常に向いています。
身元が保証された男性とだけ、カウンセラーのサポートを受けながら安心して出会える環境は、女性にとって大きなメリットです。
結婚相談所で一番モテる年齢は?
IBJの「成婚白書(2024年度版)」によると、成婚しやすい年齢層のボリュームゾーンは、男性が30代前半~40代前半、女性が20代後半~30代後半となっています。
しかし、これはあくまでデータ上の傾向です。
年齢以上に、人柄や価値観、婚活への真剣度が重視されるため、年齢を理由に諦める必要は全くありません。
結婚相談所にろくな女(男)がいないというのは本当?
断じて、そのようなことはありません。
この言葉が出てくる背景には、自分の理想が高すぎたり、自分の市場価値を客観視できていなかったりするケースがほとんどです。
「ろくな人がいない」と感じたときは、相手に求める条件を一度見直し、カウンセラーに「自分に合うのはどんな人か」を相談してみることを強くおすすめします。
まとめ
今回は、結婚相談所に向いている人の特徴から、成功するための秘訣までを詳しく解説しました。
結婚相談所は、万能の魔法の杖ではなく、入会したからといって必ずしも誰でも結婚に導いてくれる訳ではありません。
しかし、その特性を正しく理解し、自分に「向いている」と判断できたなら、これほど心強く、結婚への近道となるサービスも他にないでしょう。
もし、あなたが「自分は結婚相談所に向いているかもしれない」と感じ、成功者の共通点を実践できそうだと思えたなら、ぜひ結婚相談所のカウンセリングに赴いてみましょう。