
【2025年版】結婚相談所の料金表を徹底比較!大手10社の相場・内訳から安く抑えるコツまで専門家が解説
「公式サイトの料金表を見ても、結局トータルでいくらかかるの?」
「高いお金を払って金の無駄になったらどうしよう…」
結婚相談所の利用を検討する際、誰もが直面するのが、複雑で分かりにくい料金体系の壁ではないでしょうか。
この記事では、プロの視点から結婚相談所の料金表を徹底解説。
料金の内訳と相場から、人気10社の具体的な料金比較、そして「高いお金を払っても無駄にならない」ための賢い選び方まで網羅しました。
先に各結婚相談所の料金表を知りたい方はこちらをクリック
結婚相談所の料金表を比較する前に!料金の内訳と相場を解説
まず、料金表を正しく比較するために、結婚相談所で発生する主な4つの費用とその内容、そして料金相場を理解しましょう。
費用項目 | 内容 | 料金相場 |
---|---|---|
初期費用 | 入会時に支払う費用 入会金、プロフィール作成費、システム登録料などが含まれる |
10万円~20万円 |
月会費 | 活動中に毎月支払う費用 会員システムの利用、カウンセラーのサポートなどへの対価 |
1万円~2万円 |
お見合い料金 | お見合い時に発生 | 無料or1万円/1回 |
オプション料金 | 特別セミナー、写真撮影、模擬デートなど、基本プラン以外のサービス利用時に発生 | サービスによる |
成婚料 | 成婚が決まった時点で支払う成功報酬 | 5万円~30万円 |
①初期費用(相場:10万円~20万円)
初期費用とは結婚相談所に入会し、活動をスタートするために最初に支払うお金です。
主に以下の内容が含まれます。
入会手続きや契約に関する事務手数料
登録料
会員データベースへのプロフィール登録費用
活動サポート費
活動開始にあたってのカウンセリングやプランニングなど、初期サポートへの対価
また、プロフィール写真の撮影やカメラマンの手配などマッチングアプリでは実施してくれない、自分が良く見えるためのサポートを徹底的に実施してくれます
この初期費用は、入会へのハードルとなり、結果として結婚への真剣度が高い会員だけが集まる仕組み作りの一端を担っています。
②月会費(相場:1万円~2万円)
月会費は、在籍中に毎月発生する料金です。
主に、「会員システムの利用」、「カウンセラーによる定期的な面談や相談」、「お相手の紹介や検索」のサービスへの対価となります。
月会費は多くの結婚相談所では3つ用意されており、仲人が月に紹介してくれる人数、自分で申し込みできる回数がプランによって異なります。
カウンセラーからのサポートが手厚い「仲人型」の相談所ほど月会費は高くなる傾向にあります。
③お見合い料金(相場:0円~1万円/回)
お見合いの際に発生する料金です。
お見合い料が有料の場合、1回あたり5,000円~10,000円が相場です。
有料にすることで、お互いに「とりあえず会ってみよう」という安易なお見合いを防ぎ、一回一回の出会いを大切にする効果があります。

最近では、積極的にお見合いを行って欲しいという思いから、お見合い料金を無料としている結婚相談所が多いです。
④オプション料金
基本プランに含まれないサービスを利用する際に、都度発生する費用です。
メイクアップ講座やコミュニケーションセミナー、プロフィール写真の撮影などがオプションとして用意されている場合があります。
サービスによって料金が大きく異なるため、一概に相場の料金は出せませんが、以下参考にしてみてください。
内容 | 料金(税込) | |
---|---|---|
自分磨きレッスン | パーソナルカラー診断 ファッションアイテムのショッピング同伴 模擬デート・アドバイス |
55,000円 |
プロフィールフォト | 衣装レンタル ヘアセット・メイク・写真撮影 |
33,000円 |
お見合い申し込み代行 | 月20件まで申し込み代行 | 2,200円/月 |
※参考:O-net、ブライダルチューリップ
⑤成婚料(相場:5万円~30万円)
成婚料は、結婚相談所を通じて出会った相手と婚約し、退会する際に支払う成功報酬です。
この成婚料があることで、相談所側も「なんとか会員を成婚させよう」と本気でサポートしてくれます。
仲人は会員1人1人にパーソナライズしたアドバイスを実施するので、成功した対価として成婚料を払う必要があります。

もし婚約したのに結婚相談所に対して虚偽の報告をすると、法律的に訴えられる可能性があるので必ず報告しましょう。
【一覧比較表】人気結婚相談所10社の料金を徹底比較
それでは、実際に人気結婚相談所10社の料金表を見ていきましょう。
結婚相談所には、カウンセラーと対面で相談できる「店舗型」と、すべてのやり取りがオンラインで完結する「完全オンライン型」があります。
一般的に、オンライン型の方が料金は安い傾向にあります。
これは、店舗の賃料や人件費などの固定費を削減できるため、その分を料金に還元しているからです。
サポートの手厚さを求めるなら店舗型、費用を抑えたいならオンライン型、という視点で選ぶと良いでしょう。
ご自身の予算や求めるサポート内容と照らし合わせながら比較してみてください。
相談所名 | 初期費用 | 月会費 | お見合い料 | 成婚料 | 相談所の種類 |
---|---|---|---|---|---|
パートナーエージェント | 110,000円 | 20,900円 | 無料 | 77,000円 | 店舗型 |
フィオーレ | 310,200円 | 5,500円 | 無料 | 無料 | 店舗型 |
ムスベル | 470,800円 | 15,400円 | 無料 | 330,000円 | 店舗型 |
はなえる | 132,000円 | 8,800円 | 無料 | 220,000円 | 店舗型 |
IBJメンバーズ | 252,450円 | 17,050円 | 無料 | 220,000円 | 店舗型 |
オーネット | 122,600円 | 18,700円 | 無料 | 無料 オーネット内での成婚に限る |
店舗型 |
ツヴァイ | 118,800円 | 15,950円 | 無料 | 無料 ツヴァイ内での成婚に限る |
店舗型 |
ハッピーカムカム | 121,000円 | 16,500円 | 11,000円 | 242,000円 | 店舗型 |
ウェルスマ | 19,800円 | 12,800円 | 無料 | 109,800円 | 完全オンライン型 |
リングベル | 55,000円 | 16,900円 | 無料 | 109,800円 | 完全オンライン型 |
※表示料金は全て税込となります。
※上記は各社の代表的なプランの一例です(2025年6月時点)。
格安な結婚相談所のカラクリと注意点
料金比較表を見ると、特にオンライン型を中心に「格安」と言える結婚相談所があることに気づきます。
しかし、安さだけで選ぶのは危険です。
なぜ安いのか、その裏にあるカラクリと注意点を理解しておきましょう。
「成婚料なし」でも月会費やお見合い料が高いケース
「成婚料0円!」という謳い文句は非常に魅力的ですが、その分、月会費やお見合い料が相場より高く設定されている場合があります。
活動が長期化したり、お見合い回数が多くなったりすると、結果的に成婚料ありの相談所より総額が高くなるケースも少なくありません。
目先の安さだけでなく、トータルコストで判断することが重要です。

また、自社内での成婚のみ成婚料が無料の場合もあり、そもそもの出会いの幅が制限されてしまう場合もあります。
サポートが手薄で、結局活動が長期化してしまうリスク
格安相談所がコストを削減できる理由の1つとして人件費が挙げられ、利益を残すためカウンセラーの対応会員数を増やしてサポートは最低限にしていることも考えられます。
結果として、カウンセラーから会員に対して積極的に成婚退会に働きかける、というよりは会員から悩み事があれば都度対応する、という仕組みになり、2人でなく1人で婚活を頑張っていると感じることもあるでしょう。
そのため、入会する際は金額だけにとらわれず、実際に担当してくれる仲人はどんな人であるかの見極めが必要となります。

安いと思って入会したにもかかわらず、トータルで見るとサポートの手厚い結婚相談所で早く成婚した方が安かったなんてことも少なくありません。
紹介人数やお見合い申込数に上限がある
月会費が安くても、毎月紹介してもらえる人数やお見合いを申し込める人数に厳しい上限が設けられていることがあります。
用意されているプランのうち1番下のプランを選択すると、毎月の申込数が10件前後になることもあります。
出会いのチャンスそのものが少なければ、成婚に至る可能性も低くなってしまいます。
実際に、成婚白書2024年によると、成婚退会した人は男性で平均51件、女性で平均24件ものお見合い申し込みをしているため、料金だけでなく、毎月どれだけのアクションが起こせるのかというサービス内容もしっかり確認しましょう。
結婚相談所の費用総額を賢く抑える4つのコツ
とはいえ、できるだけ費用は抑えたいもの。
ここでは、サービスの質を落とさずに費用を賢く抑える4つのコツをご紹介します。
入会金割引などのキャンペーンを狙う
結婚相談所によっては、「乗り換え割」「20代応援割」「期間限定キャンペーン」など、初期費用が割引になるキャンペーンを不定期で実施している場合があります。
入会を検討している相談所の公式サイトをこまめにチェックし、お得なタイミングを狙いましょう。
短期集中で活動し、トータルの月会費を抑える
費用を抑える最も効果的な方法は、活動期間を短くすることです。
「1年以内に結婚する」と目標を定め、短期集中で活動すれば、支払う月会費の総額を大幅に減らすことができます。
ダラダラと活動しないことが、結果的に一番の節約になります。
公営の結婚支援サービスも選択肢に入れる
もし費用を極限まで抑えたいなら、各都道府県や市町村が運営する公的な結婚支援サービスを検討するのも一つの手です。
民間の結婚相談所に比べて破格の安さで利用できますが、カウンセラーによる相談・アドバイスや、お見合いのセッティング、イベントの開催など、サポートは手薄な場合が多いため、自走できる人向けの選択肢と言えます。
不要なオプションはつけない
写真撮影やファッション相談など、魅力的なオプションはたくさんありますが、すべてを追加すると費用がかさみます。
まずは基本プランで活動を始め、本当に必要だと感じたものだけを追加していくのが賢い方法です。
結婚相談所の料金表に関するよくある質問
結婚相談所は金の無駄になるからやめたほうがいいですか?
中途半端な気持ちで利用すると、成婚できずに無駄になってしまう場合があるため、やめた方が良いでしょう。
しかし、結婚を真剣に考えている人にとって、結婚相談所への高い金額の投資は「時間」と「安全性」、「結婚したい人しかいない環境」を買っていると考えられます。
マッチングアプリで何年も成果が出ない時間的コストや、身元不明な相手と会うリスクを考慮すれば、プロのサポートのもと、身元が保証された相手とだけ出会える結婚相談所は、結婚への最短ルートを進むための合理的な自己投資と捉えることができます。
受け身で活動したり、自分に合わない相談所を選んだりすれば「金の無駄」になりますが、主体的に活動すれば、費用以上のリターンを得られる可能性は十分にあります。
結婚相談所の料金に男女差はありますか?
多くの結婚相談所では、料金に差はありませんが、相談所によっては差がある場合もあります。
詳しくは各相談所のHPを確認しましょう。
まとめ
複雑に見える結婚相談所の料金表も、その内訳と意味を理解すれば結婚相談所を選ぶ上での一つの基準となってくれます。
結婚相談所選びは、今後の人生を左右するパートナー探しという「プロジェクト」の、最も重要な業者選定と同じです。
料金という数字だけで判断するのではなく、複数の相談所の無料カウンセリングに足を運び、ご自身の目でサービス内容とカウンセラーとの相性を確かめてください。
最高の投資となる、運命の結婚相談所が見つかることを心から願っています。