
【実話あり】結婚相談所でよくあるトラブルや詐欺とは?回避方法、対処方法も紹介
婚活をしている人の中には結婚相談所への入会を検討している人も多いと思いますが、結婚相談所のトラブルには注意が必要です。
婚活サービスの中でも高額商材であり、クーリングオフ制度が適用されているなど、金銭面に関するトラブルに加えてサービス面のトラブルもあります。
本記事では、結婚相談所でよくあるトラブルとトラブルの回避方法を紹介しているので、最後まで記事を読み結婚相談所に入会する前の悩みの種を潰しておきましょう。
結婚相談所で実際に起きたトラブル事例5選
結婚相談所に興味を持つ方の中には、「本当に安心して利用できるのか」という不安を抱く人が多くいます。
実際、契約後に想定外の問題が発生し、後悔するケースも存在します。
ここでは、入会を検討している人が知っておくべきトラブル事例を5つ紹介します。
事前に知識を持っておくことで、契約時に注意すべきポイントが明確になり、後の不安や後悔を減らすことができます。
説明と実際のサービス内容が違うケース
入会時に「毎月○人紹介」「希望条件を満たす相手のみ紹介」と説明されたのに、実際は最初の数ヶ月だけ紹介され、お見合いが決まらなくなると紹介人数が徐々に少なくなったり、28〜31歳の異性を希望しているのに38歳の異性を相談なく急に紹介されるなど条件外の人が紹介されてしまうケースがあります。
この紹介人数の差異は、契約書に具体的な数値や条件が明記されていない場合に発生しやすいです。
口頭説明だけを信じるのではなく、契約前に必ず文書で条件を確認しましょう。
また、説明と契約書の内容が異なる場合は、契約を保留し、結婚相談所へ内容修正を依頼することが重要です。
希望条件と異なる相手ばかり紹介される問題
年齢や職業、年収など、入会時に設定した条件があるにもかかわらず、全く合わない相手ばかり紹介されるというケースがあります。
カウンセラーが「会員のステータスを照らし合わせると、現在の希望条件を広げた方が成婚しやすい」と考え、本人に無断で条件を変更することもありますが、本人からすれば相談もなしに紹介をされると「なぜ?」となりますよね。
希望条件は事前に詳細まで共有し、カウンセラーとの面談記録やシステム登録画面のスクリーンショットを残しておくことで、条件の意図しない変更を防げます。
入会後に発覚する高額な追加料金
入会時には「月会費と成婚料だけ」と説明されていたにもかかわらず、実際にはお見合い1回ごとの費用やイベント参加費、写真撮影費などが追加されることがあります。
この追加費用は契約書の小さい文字や別ページに記載されている場合もあるため注意が必要です。
契約前に料金表を細部まで確認し、不明点は必ず質問しましょう。
また、追加費用の支払いが発生するタイミングや条件も書面で明示してもらうと入会してからトラブルが発生することは減るでしょう。
担当カウンセラーの対応が急に悪くなる
入会直後は頻繁に連絡をくれたカウンセラーが、数か月後には連絡頻度が減り、サポートが手薄になることがあります。
業務の多忙や担当変更が原因の場合もありますが、本人からすれば、「自分が結婚できる可能性が少ないのでは」と感じてしまい、連絡頻度の低下は大きな不満につながるでしょう。
サポートの質を保つため、契約前に担当変更が可能か、相談できる窓口が複数あるかを確認しましょう。
また、連絡が途絶えてしまった場合や、連絡頻度はどれくらいになるかもすり合わせをしておきましょう。
会員同士のトラブルや交際トラブル
プロフィールと実際の人物像が異なる、交際終了後もしつこく連絡される、金銭を要求されるなどの交際トラブルが起こることがあります。
多くの相談所では会員規約でこうした行為を禁止していますが、発生した際の対応は相談所によって異なります。
安心して活動するためには、規約に違反した場合の措置(強制退会や警告など)や、第三者機関への報告ルートを事前に確認しておくことが重要です。

口頭で期待感を持たせて、契約書には口頭で伝えられた内容が記載されてないケースも考えられるので、最終的に契約書を元に話し合いをする必要があります。
【必ず見て】入会前の結婚相談所のトラブルの原因
結婚相談所でのトラブルの多くは、契約前の情報不足や確認不足が原因で発生します。
入会前に重要な条件を見落とすと、後で契約内容に不満が出る可能性が高くなります。
ここでは、よくある原因を4つに分け、それぞれの背景や注意点を解説します。
事前に原因を理解しておくことで、安心して入会を検討できます。
強引な勧誘や急かす契約手法
「今日契約すれば割引適用」「キャンペーンは本日限り」など、即決を迫る営業は冷静な判断を妨げます。
こうした強引な勧誘は、契約後の不満や後悔を招きやすい手法です。
営業担当者は契約を急がせることで成約率を上げようとする場合がありますが、検討する側としては即決を責められてもすぐには決められませんよね。
押しに弱いと感じている人は「複数の相談所へカウンセリングの予約をしていて、自分の人生に関することなのでしっかり話を聞いた上でご連絡をしようと思っています。」と伝えることが重要です。
それでも営業をしてくるようであれば、相性の合わない結婚相談所として別の結婚相談所を検討することも1つの手段です。
契約内容が不透明で条件が曖昧
契約書の中に「紹介人数は目安」「条件は柔軟に対応」などと曖昧な表現があると、後々紹介条件を巡ってトラブルになることがあります。
口頭説明と契約書の内容が一致していない場合も珍しくありません。
契約前には、紹介人数や頻度、サポート内容などを具体的な数字や条件で明記してもらい、書面で保管しておくことが大切です。
また、結婚相談所には成婚退会でかかる費用が非常に大きく中には33万円ほど、成婚費用を請求する事業者もいるので、各プランで発生する料金も把握しておきましょう。
解約やクーリングオフの条件を説明しない
特定商取引法では契約日から8日以内ならクーリングオフが可能ですが、これを説明しない事業者も存在します。
また、中途解約の際に高額な違約金を請求される事例もあります。
契約書に解約条件や違約金の金額が明記されているかを確認し、不明な場合は質問して記録に残すことが重要です。
法的制度を知っておくことで不利益を避けられます。
口コミや評判と実態のギャップ
ネット上には多数の口コミがありますが、すべてが事実とは限りません。
広告目的で作られた好意的なレビューや、逆に過剰に悪く書かれたものも存在します。
複数のサイトやSNSをチェックし、実際に利用した人の体験談や中立的な比較記事を参考にすると、実態に近い情報が得られます。

口コミを参考にする際は、公式HPでなくGoogleマップやポータルサイトを参考にすると、屈託のない口コミを閲覧することができます。
結婚相談所のトラブルを未然に防ぐチェックリスト
入会前に十分な準備と確認を行えば、ほとんどのトラブルは回避できます。
ここでは契約前後に確認すべきポイントをチェックリスト形式で解説します。
事前にこれらを押さえることで、後悔のない婚活を始められます。
契約前に必ず確認すべき6つの項目
・成婚の定義(プロポーズ成立か、婚約か)
・紹介人数と頻度(最低保証があるか)
・料金体系(追加費用や成婚料含む)
・解約条件と違約金の有無
・担当カウンセラーの変更可否
・トラブル発生時の対応ルール
これらを契約書に明記してもらうことが重要です。
無料相談時に質問しておくべき内容
無料相談は契約前に不安点を解消できる貴重な機会です。
具体的には、紹介人数や条件、成婚実績、追加費用、サポート体制について質問しましょう。
メモや録音をしておくと、後で説明内容を確認でき安心です。
信頼できる結婚相談所を見極める3つのサイン
・料金体系が明確で隠れた費用がない
・契約書が詳細かつ具体的
・強引な勧誘をしない
この3つが揃っていれば信頼度が高いと判断できます。
トラブル時の相談先と対応手順
国民生活センターや消費生活センターは、契約や料金に関する相談を受け付けています。
トラブルが発生した場合は、契約書ややり取りの記録を持参して相談するとスムーズです。

入会してからトラブルの問い合わせ先を考えるのでなく、あらかじめトラブルがもし発生した場合は、消費者センターに伝えるかもしれない、と結婚相談所側に釘を指しておくことも1つの手段です。
「結婚相談所 トラブル」を調べる人が気になっていること
結婚相談所のトラブルは消費者センターで取り扱ってくれますか
はい、消費者センターは契約やサービス内容に関する相談を受け付けています。
解約条件や料金トラブルの相談も可能です。
契約書ややり取りの記録を持参することで対応がスムーズになります。
結婚相談所で逆恨みはありますか
稀に、交際終了後に異性からしつこい連絡を受けるケースがあります。
こうした場合は速やかに相談所へ報告し、自分の仲人や相手の異性の担当仲人へ迅速な対応を依頼しましょう。
もし、ひどいようであれば必要に応じて警察相談窓口や弁護士への相談も視野に入れましょう。
結婚相談所にサクラはいますか
結婚相談所は、マッチングアプリと異なり厳しい入会審査があるためサクラは実在しないと断言してよいでしょう。
独身証明書などの公的証明書の提出が必要不可欠となっているため、身元が怪しい人は入会することができません。
まとめ
結婚相談所のトラブルは事前の確認と情報収集で大部分を防げます。
本記事で紹介した事例や原因、チェックリストを活用し、自分に合った信頼できる相談所を選びましょう。
契約内容をしっかり理解し、不安を解消した状態で婚活を始めることが、成婚への最短ルートです。